クレジットカードマイスター

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クレジットカードを使うときは、お店側(事業者)に配慮すべきなのか問題

ホットな話題に乗っかるのもどうかと思ったのですが、どうしても思ったことや考えていたことが口の中で暴れるものですから、思い切ってブログに書いてしまおうと思います。

 

この記事のブコメ欄とかもみると、同意できるものや反論してしまうような意見がたくさなりとてもおもしろかったです。

どちらにせよ、このように議論が起きて、クレジットカード決済に関する理解が広まるのであれば、それはcardmicsさんの意図するところなのではないでしょうか?

私も深く広まって欲しいと思っている一人なので、嬉しいですね。

cards.hateblo.jp

なお、この記事に出てくるタクシー運転手の話は少し話題が逸れます。

8%という手数料も高い(通常は3.5%前後)ですし、それを運転手負担にするのは会社の姿勢とおかしいと感じます。

 

利用者も事業者も選択の自由がある

クレジットカード決済を導入するかしないか、クレジットカードで決済するかしないかという選択は原則自由ですよね。

だから、クレジットカード決済を導入すると決めた事業者は責任持って決済サービスが損なわないようにすべきですし、クレジットカードを保有すると決めた利用者も責任持って管理すべきだと思います。

 

なぜ、手数料について理解を求めるのか

正直なところ、事業者が手数料について理解を求めてくるのがよくわかりません。

「なぜ導入したのか?」という疑問しかありません。

 

少なくともクレジットカード決済を導入する際は、初期費用が数万円かかります。

カードリーダーの導入費用も考えるともっと高いかもしれません。

 

その初期費用が発生しながらも導入に踏み切ったのは、今以上に売上が増える、客足が伸びると考えたからではないのでしょうか?

つまり、多少のリスクを背負って経営判断を下したということですよね。

そのリスクの一部を、利用者に配慮してもらうことで軽減しようというのは少し違う気がします。

 

なぜ、キャッシュフローについて理解を求めるのか

今は楽天スマートペイやコイニーなどのモバイル決済も増えており、美容院でもよく見かけるようになりました。

モバイル決済ならば、最短翌日入金も可能で、入金サイクルが早いです。

キャッシュフローのことを考えるのであれば、利用者に理解を求める前に、まずはモバイル決済へ鞍替えを検討すべきなのではないでしょうか?

 

鞍替えすることを交渉テーブルに出すことで、どちらにせよ負担軽減にも繋がるはずです。

また、最近はトランザクションレンディングもあり、楽天スーパービジネスローンやAmazonレンディング、を筆頭に、コイニーもその分野に参入してきました。

キャッシュフローを考えると、このようなレンディング(借り入れ)も活用できるので、事業者にとってはメリットのほうが大きいと思います。

news.coiney.com

 

卸問屋は現金前払いが当たり前

卸問屋の会社と取引したことがありますが、どんなに取引を重ねても原則前払いが当たり前でした。

先に仕入れる現金が必要なんですよね。

 

サイゼリアもクレジットカードや電子マネー決済がないことで有名です。

このようにクレジットカード決済を導入しないという判断も出来るわけです。

 

 

クレジットカード決済を導入している釣り事業者

むしろ私が憤りを感じるのは、クレジットカードマークがあったから入店したのに「ランチはクレジットカード決済が出来ません」だったり、クレジットカード決済に嫌な顔をするタクシー運転手もしくはそれを運転手の業績に反映してしまう会社です。

 

インターネットの世界だと「釣りタイトル」に対して、結構なヘイトが出るじゃないですか。

クレジットカードマークがあるにも関わらず、それに対して「No!」を突き付けたり、嫌な顔したりするのも、釣りだと思いますし、それなりに悪質だと思うんですよね。

釣られるほうが悪いと言われれば、それまでなんですが汗

 

加盟店規約違反している事業者も多い

例えば三井住友VISAカードの加盟店規約には、下記のようなことが記されています。

加盟店は、会員が、カードを提示して、物品の販売、サービスの提供、その他加盟店の営業に属する取引を求めた場合には、本規約に従い、現金で取引を行う顧客と同様に、店頭において信用販売を行うものとします。(第4条(信用販売) 1項)

加盟店は、有効なカードを提示した会員に対して、商品の販売代金ならびにサービス提供代金について手数料等を上乗せする等現金客と異なる代金の請求をすること、およびカードの円滑な使用を妨げる何らの制限をも加えないものとします。また正当な理由なくして信用販売を拒絶し、代金の全額または一部(税金、送料等を含む)に対して直接現金支払いを要求する等、会員に対して差別的取扱いは行わないものとします。(第7条(信用販売の方法) 9項)

他のクレジットカード会社の加盟店規約にも同じようなことが書かれており、導入している事業者はこれに同意しているはずです。

しかし、意外とこれらの規約に違反している事業者は多いと感じています。

 

事業者に配慮する必要は一切ない

強く言い切ってしまいましたが、配慮したい人を否定するつもりはありません。

むしろ、配慮できる人は配慮していいと思います。

 

少なくとも、私も決済するときは申し訳ないと思いながら、場所によっては現金で済ませるように配慮する側の人間です。

ただ、「配慮すべきだ!」という声が大きくなることで、クレジットカードが使いにくくなる世界にはなってほしくないと思います。

また、クレジットカードを利用したことで不快になる世界にもなってほしくありません。今後海外旅行者が増えることを考えると、なおさらです。

 

最近Anypayのような個人間決済の出来るサービスも出てきていますし、アメリカではvenmoで割り勘するのが結構当たり前だったりします。

Apple Payも日本独自の規格にもなりましたよね。(変な見方をするとガラパゴス化ですが)

 

そういう世界の流れも踏まえながら、利用者は利用者なりの、事業者は事業者なりに自由な判断で、日本独自の高度な決済サービスが盛んになればいいないいなと願っています。

 

私の意見をずらずらと述べてきましたが、このようにクレジットカード決済に対して意見したり、議論したり、そして議論が進んだり、理解が深まったりすることで、私自身も見えなかったもの、未だ見えていないものもあると思います。

賛同してくれる人、不快に思う人、反論する人マチマチだと思いますが、どの意見も真摯に受け止め、私なりに出来ることを模索し続けたいと思います。

 

以上、「クレジットカードを使うときは、お店側(事業者)に配慮すべきなのか問題」でした。