学生が七十七銀行のクレジットカードを申込む前に知ってほしいこと
学生の方の中には、七十七銀行でクレジットカードを申し込もうと考えている方がいるかもしれません。この記事では、銀行でカードを申し込む前に注意してほしいポイントをまとめました。この記事を参考に、他社のカードと比較してみてください。
七十七銀行の窓口で申込むカードがおすすめじゃない理由
七十七銀行では学生でも申し込める様々なカードがあり、特にJCBからは若者層向けの特典を揃えたカードが多数登場しています。一見学生向きなカードに見えますが、5年以内に解約すると解約手数料がかかるもの、旅行保険が付いてはいるものの、規定条件を満たさないと適用されない「利用付帯」のものなど、実はデメリットも潜んでいるのです。
「すでに口座があるから」＝「クレジットカードのお得さ」ではない
口座を持っているからと言って、銀行で作ればお得になるとは限りません。銀行系カードは、ローンや年金受取など取引の多い人へ向けた特典の方が多く、学生の方にはあまりお得ではありません。一方で、新規顧客獲得へ向け様々なサービスや特典を備えたカードが、他社から多数発行されています。せっかくカードを作るのであれば、しっかり比較検討して、サークルや旅行、就活など忙しい学生生活においてよりお得に活用できるカードを選ぶべきです。
大手銀行だから安心！という理由で選んでもNGです
確かに銀行系カードは審査が厳しく、ステータス性の高い点が魅力ではあります。しかし、他社カードと比べると比較的ポイント還元率が低いので、カードをお得に使いたいという方には向いていません。また、初年度の年会費が無料になるケースは多いですが、次年度以降の年会費に付いては年間利用額などの条件が設けられていることが多々あります。学生の方はカードの使い道や利用額を予測するのも難しいでしょうから、その点も懸念事項となりえます。
七十七銀行でも学生が作れるクレジットカード
ここで、七十七銀行で学生の方が申し込めるカードをご紹介していきます。若者向けの特典が揃っているように見えて、解約手数料が発生したり、年会費無料のための条件があったりと、実際のところ一長一短と言えます。年会費無料の条件や入会特典についても詳しく記載しているので、他社発行のカードと比較して、カード選びの参考にしてみてください。
VISA（Master）クラシック
このカードのみ、年会費に関して七十七銀行独自の条件が設けられています。なお、平成30年4月10日から年間利用額の下限が変更になります。旅行保険は付帯されていますが、適用には条件を満たす必要のある「利用付帯」となっています。 年会費 ：1,350円（平成30年3月10日まで：WEB明細書サービスの登録＋年間利用額20万円以上で次年度年会費無料）（平成30年4月10日から：WEB明細書サービスの登録＋年間利用額5万円以上で次年度年会費無料） 申込資格：満18歳以上の方。七十七銀行に支払口座をお持ちの方 入会特典：特になし メリット：海外旅行傷害保険（利用付帯：乗り物代金または旅行代金の支払い以降3ヶ月間適用）
JCB 一般カード
初年度は年会費無料ですが、次年度以降無料にするためには、規定条件を満たす必要があります。JCBカードだけの特典として、七十七銀行のパートナー店舗でポイント優待を受けることができます。こちらも旅行保険については利用付帯です。
・年会費：オンライン入会で初年度無料（通常1,250円、ただし条件①②の両方を満たせば次年度無料）（①MyJチェックの登録②年間利用額50万円以上）
・申込資格：18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。七十七銀行に支払口座をお持ちの方。
・入会特典：新規入会でJCBギフトカード2,000円分プレゼント メリット：国内・海外旅行傷害保険（利用付帯：MyJに登録の上、事前に旅行代金をカード決済）、77カード地域優待店舗でポイント2倍
JCB CARD EXTAGE
JCBカードの中でも対象年齢に制限があり、若者層に向けた特典に特化したカードです。年会費は無料ですが、初回更新時（入会後5年目）までに退会した場合、カード発行手数料2,000円がかかります。ポイントアップの特典もメリットです。
・年会費 ：無料
・申込資格：18歳以上29歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方（高校生を除く）。七十七銀行に支払口座をお持ちの方。
・入会特典：JCBギフトカード2,000円分プレゼント
・メリット：EXTAGEボーナス（入会後3ヶ月間ポイント3倍、4ヶ月以降1.5倍）、海外利用ポイント2倍、海外旅行傷害保険（利用付帯：事前に旅行代金をカード決済）、77カード地域優待店舗でポイント2倍
JCB LINDA
女性向けの特典を揃えたカードです。年会費は無料ですが、旅行保険は付帯していません。その代わり、格安で保険を付けられる「お守リンダ」サービスもあります。また、通常月108円のデータ維持料に関しては、学生は無料になります。
・年会費 ：無料
・申込資格：18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
・入会特典：JCBギフトカード2,000円分プレゼント
・メリット：ショッピングガード保険（海外）、学生はデータ維持料無料、格安女性向け保険「お守リンダ」、LINDAボーナス制度（年間利用額50万円で翌月からポイント2倍、100万円で3倍）、77カード地域優待店舗でポイント2倍
学生が七十七銀行以外のカードを選ぶ時のおすすめポイントと注意点
必須の条件として、年会費が無条件で無料のものを選びましょう。また、いざという時のためにも旅行傷害保険が自動付帯であることも大切です。最近は、年会費無料でなおかつ旅行保険が自動付帯というカードが多数登場しています。あとは各々のカードの使い方によりますが、ポイントの貯めやすさや使い勝手の良さ、優待店舗の利用頻度なども比較すると良いでしょう。
年会費無料 or 学生専用カードを選ぼう
ここで学生の方に特におすすめしたいのが、年会費が永年無料、海外旅行保険も自動付帯の「エポスカード」です。最大の魅力と言えるのが圧倒的な優待店舗の数で、飲食店や商業施設をはじめ、全国になんと10000店舗以上もあります。ポイントは通常200円で1ポイントが貯まりますが、優待店舗のキャンペーンで最大5倍、ショッピングサイト「たまるマーケット」の利用で最大30倍など、どんどん貯められるという点でもおすすめです。
よく利用する店舗はどこ？優待店舗から探してみよう
エポスカードでは、学生の方もよく利用する優待店舗が揃っています。例えば、全国のマルイやモディと提携しており、各店舗でポイントアップや割引を受けることができます。また、サークルやアルバイトの仲間と頻繁に利用する居酒屋も多く提携しており、笑笑、魚民、白木屋などの店舗を会員価格で利用することができます。さらに、カラオケのシダックスやビッグエコーで室料30％オフになるなど、学生の方にとって嬉しい店が多数提携しています。
申込時はキャッシング枠は0、リボ払いは未設定にしておこう
クレジットカードの使い道として、キャッシングとリボ払いは大変便利ですが、学生の方にはおすすめしません。どちらの方法も返済が長引けば長引くほど、金利手数料が高くなってしまいます。特にキャッシングは、ATMで簡単に借りられますが、れっきとした借金です。また、万が一盗難や紛失の場合、キャッシング枠の被害は補償してもらえないことがほとんどなのです。防犯の面でも、申し込みの際にはキャッシングとリボ払いの設定を外しておきましょう。
管理が不安？利用明細が見られても大丈夫なら親の家族カードから慣れよう
自分でカードを管理するのがまだ不安という方は、親のクレジットカードから家族カードを作ってみましょう。ほとんどのカード会社で、本カードと同じ補償や特典サービスを付帯しています。また、支払い口座が一つにまとめられるので利用明細は共有にはなってしまいますが、家計管理が楽になり、使い過ぎを防止できます。そして、家族カードの利用分のポイントに関しては、すべて本カードに付与されます。1枚で使うより効率的に貯めることができるのもメリットです。
