審査が通らない学生のクレジットカードの選び方

f:id:retador:20180208183036j:plain

学生でもクレジットカードを持ちたい人は大勢います。
審査が通らない学生はクレジットカードの選び方が間違っているかもしれません。
身分を考えて審査が通りにくい理由を分析してみると解決策を見出すことができます。

学生はクレジットカードの審査が通りにくい

学生は身分として親に養われていることが多く、学費を払って学業に勤しんでいることから安定した収入がないのが通常です。
アルバイトをして稼いでいても生活費に必要な分だけで余力がない人も多いため、基本的にはクレジットカードを使ったときに支払能力がないと判定されます。

全く働いていない場合には収入がなく、クレジットカードの審査で要求されている資力が足りないと判断されて否決されるのが一般的です。
奨学金をもらっていると貸与式の場合には実際には負債を負っていることになるのでますます審査が通らない状況になる傾向があります。

しかし、学生でもクレジットカードを持って使用している人は少なくありません。
考え方によっては生活費分の稼ぎが安定して得られているのなら、その決済をクレジットカードで行っても返済できると考えられます。
その考え方に合っているクレジットカードを選ぶのが重要なのです。

審査が通らない学生はクレジットカードの選び方を誤っている場合がほとんどです。
クレジットカードの大半には付帯する特典があります。
その内容が充実していて魅力的なのがゴールドカードやさらに上位のプラチナカードです。
このようなカードは、社会人で安定した収入がある人でも審査に通れない場合すらある高難易度なので、学生の身分で通ることはまずありません。

一般のクレジットカードでも有名でステータス重視のクレジットカードについては社会人でなければほとんど発行しないという形になっている場合があります。
このような身分相応でないクレジットカードを選んでしまうと失敗しやすいので、収入がない人でも発行すると明示しているクレジットカードを選ぶのが大切です。

学生、主婦、フリーターといった身分の人を歓迎しているクレジットカードもあります。
その中から使い勝手の良さそうなものを選んで申し込むのが賢明です。

年会費無料のクレジットカードは通りやすい

全体的な傾向として審査が通りやすいことから学生が選ぶと良いのが年会費無料のクレジットカードです。
年会費を支払うクレジットカードの場合にはステータス的な意味が大きいものが多数があります。

しかし、年会費無料のクレジットカードではその意味が特別にないのは明らかです。
むしろ、できるだけ多くの人に持って欲しいという願いを込めて年会費無料としている場合が多いので、審査基準がやや低めになっていることが多くなっています。

学生の場合には、別枠で審査を行ってくれる場合もあり、収入がないのを前提にしてクレジットヒストリーから返済が滞る心配がないと判断できれば審査が通るという仕組みのことすらあるのです。

ただし、ショッピング枠やキャッシング枠が最低限のものになることが多いので、たくさん使用したい人は増枠を狙う必要があります。
その増枠の上限も低めになっている傾向もあるので、比較して選ぶのが大切です。

親の年収に問題があるときにも大丈夫なクレジットカード

一般的には学生がクレジットカードの申し込みをするときに親の情報を記入することになります。
親に育てられている状況で生計を同一としているときには、親の年収を申込書に書くことになるのが基本です。

しかし、親の年収が極めて低くて審査に通らないのではないかと心配してしまう場合があります。
このときには親の年収を記載する必要がないクレジットカードを選べば問題ありません。

ほとんどの学生専用のクレジットカードについては親の年収を記入する必要がないので安心です。
いくつかのクレジットカード会社が発行しているだけでなく、大学などがオリジナルで用意してくれている場合もあります。

どの場合にも年会費無料か極めて安い年会費となっているので負担も小さく、海外旅行保険なども付帯していて特典も魅力的なものが多いのが特徴です。

親の年収が気にかからない場合でも候補にしてみると良いクレジットカードと言えます。

未払いの経験がないか確認するのも大切

たとえ学生専用のクレジットカードのように審査が通りやすいクレジットカードを選んだとしても審査が通らない学生もいます。
その場合には、クレジットヒストリーで確認できる情報から審査を通すわけにはいかないと判断されているのが一般的です。

過去に未払いの経験がなかったかを確認してみる必要があります。

個人信用情報機関に問い合わせてみると、クレジットヒストリーは照会することが可能です。
学生の場合には大型のローンを借りていることはあまりありませんが、携帯電話の本体料金について未払いの経験をしていることがよくあります。
携帯電話を分割で購入するとその支払履歴はクレジットヒストリーに残るのです。
この記録は5年間も残ってしまい、信用できる人かどうかを判断する上では重要なものとされています。

このようなクレジットヒストリーがある場合にはなかなか審査が通りませんが、時間が空けば問題はなくなるので少し間を置いてから申し込むのが大切です。