学生のためのクレジットカードマイスター

クレジットカードについて学生向けに知識や情報を伝えるサイトにしていきたいです。

海外旅行にはやっぱりクレジットカードが必要。高校生でも持てるカードってある?また、他に良い決済手段があるなら知りたい。

f:id:retador:20180208185958j:plain

今時は修学旅行でも海外に行く時代です。
まして本格的な海外旅行や留学となると、安全とお金はかなり心配な問題になってきます。
そうなると持たせたくなるのが、万一に備えた保険がつき、補償を受けることができるクレジットカードです。

高校生でも持てるクレジットカードはないのでしょうか。

海外旅行にはどうしてクレジットカードが必要なのか

海外旅行や留学で心配になるのが、身の安全とお金の管理です。
お金を持ち歩くことには、紛失や盗難の危険が伴います。

その点クレジットカードなら、もしトラブルにあったとしても補償が受けられますし、数日で再発行が受けられるため、その後の生活も安心です。

一方、生活の上でどうしても現金が必要になる場合もあります。
そんなときはキャッシング機能が利用可能です。
現地の銀行などで不慣れな両替をするより簡単にすみます。

また両替手数料と金利を比べると、金利の方が安くつく場合も多いのです。

クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯できます。
病気や怪我で治療、あるいは入院することになったとしても、保険があれば費用を気にすることはありません。

また、会員専用の窓口に連絡することで、日本語で対応が受けられます。
親の手の届かない場所でのアクシデントに際し、非常に心強いサービスです。

保険は自動付帯のものもあれば、任意のものもあります

基本的にはクレジットカードを持てない高校生。しかし海外旅行の場合は例外?

クレジットカードの申し込み資格は、どのカード会社でも20歳以上で、安定した収入があることが条件となっています。

学生専用カードというものもありますが、これも申し込むことができるのは18歳以上の大学生です。
つまり、基本的に高校生はカードを申し込むことができません

未成年がカードを持つ方法としては、親のクレジットカードの家族会員として、カードを発行してもらう方法があります。
しかし家族会員の資格は「本会員と生計を同一にする配偶者、親、高校生を除く18歳以上の子」となっているため、やはり通常は発行が受けられないのです。

ただし代表的なカード会社では、高校生であっても海外旅行を予定している場合は、特別に家族カードの発行を行っています。

例えば

  • 三井住友VISAカード
    海外留学などの場合に限り、本会員が入会案内デスクへ問い合わせることで発行可能です。
  • JCB
    条件がホームステイや留学をする予定がある場合となっており、より幅広い対応が期待できます。

クレジットカードだけじゃない。高校生が持つことができる、海外での決済手段二つ

クレジットカード以外にも、ほぼ同じように使うことができて、高校生が持つことのできる決済方法が二つあります。
一つはデビットカード、もう一つは海外専用プリペイドカードです。

この二つはどちらもカード会社による立て替え払い機能がありません
方法はそれぞれですが、どちらも使ったその場で支払いが完結します。
そのため審査の必要がなく、高校生でも堂々と持つことができるのです。
もちろん、どちらにも海外で使用できる国際ブランドの提携があります。

デビットカードは、キャッシュカードに国際ブランドがプラスされたものです。
ネット銀行を含む国内の多くの銀行が発行しています。
そのため安心感のある大手銀行のものや、お得なサービスのあるものなど、好みのものを選んで申し込むことが可能です。

海外専用プリペイドカードは、あらかじめ必要な額をチャージして使うカードです。
日本円でチャージ可能なものもあれば、あらかじめ現地通貨に両替が必要な物もあります。

デビットカードなら高校生でも自分で作ることができて、使い過ぎの心配なし。両替も簡単。

デビットカードの申し込み条件は、15歳以上であることのみです。
基本はキャッシュカードで、そこにクレジットカードと同じ国際ブランドの提携がプラスされています。
そのため世界中どこでも、ブランドのマークの付いた店舗やサービスで決済を行うことができるのです。

提携ブランドは発行している銀行によりますが、VISA、MasterCard、JCBの3つは揃っています。

紛失や盗難にも補償があり、保険を付けることができるものもあるので安心です。

デビットカードはクレジットカードと違い、分割払いの機能はありません。
またカードの性質上、月額利用料の決済にも使用できないことが多いということは、知っておく必要があります。

ただしデビットカードは預金の範囲でしか使えないため、使いすぎの心配をしなくて済むのは利点です。
何より、何かと必要になる現金を、わざわざ両替する手間が省けます。
現地のATMで、自分の預金をそのまま現地通貨として引き出すことができるからです。

当然、利息も発生しません。日本に帰ってからはそのままキャッシュカードとして、あるいはクレジットカードの代替品として使うことができます。

海外専用プリペイドカードなら、様子を見ながら必要な額を送金できる

海外専用プリペイドカードは、両替業者や証券会社のほか、カード会社のクレディセゾンや旅行会社のJTBも発行しています。
特にJTBのMoney T Globalは手厚いサービスで有名です。

例えば、世界40都市のJTBトラベルデスクによるサポート、災害や伝染病、治安に関する情報をメールで受けられる「危険回避速報」などがあります。

海外専用プリペイドカードは、チャージされた金額しか使うことができない点、現地通貨の入手が簡単な点など、基本的な利用法はデビットカードと同じです。
ただしカードによっては、ユニークなサービスが受けられるものがあります。

例えば、発行時にスペアカードが付いてくるものがあり、これはカードを失った場合即座に利用停止して、スペアカードを利用することが可能です。

クレジットカードの場合は、再発行まで数日かかるため、アクシデントの際にはかなり有利だと言えます。

また代理人登録を行うことで、ネットバンキングで追加チャージができるのです。
利用明細を日本に送信できるものもあり、子供を家計管理の面でも見守ることができます。