国内旅行傷害保険付きクレジットカードで学生旅行をお得に安全に!
ゴールデンウィークや正月などの繁忙期以外に旅行に行けることや、長期間の旅行日程を組めるのって、暇がある大学生の特権ですよね。
しかし社会人に比べると、あまりお金がありません。
そんな大学生の旅行は「少しでも節約したい」と「それなりの旅行がしたい」の板挟みになりがちです。
だからこそ、国内旅行でプチ贅沢ができる方法をまとめた記事や、そんな学生のための格安旅行サービスなどもたくさんありますよね。
えっ?「そんなのはとっくにリサーチ済み?」
では、
「クレジットカードを活用すれば、もっとお得に旅行を楽しめる」
ということは、知っているでしょうか?
学生ならではの国内旅行のニーズ
社会人が旅行するのは、盆と正月の帰省を除けばそれほど多くありません。
仕事がありますし、なにより旅行という大きなイベントをするためのきっかけや理由があまりないんです。
しかし、学生は違います。季節やイベントごとに、何かしら旅行に行ける理由がありますよね。
そんな学生ならではと言える旅行を、幾つか挙げてみましょう。
ゼミ旅行
ゼミの交友関係の中で、大学生活のほとんどを過ごすという人も多いのでは?
ゼミでは講師の引率で勉強やプレゼンのセミナーなどを行う本格的な合宿もありますが、多くはお酒を片手に語り合う場として、仲間と充実した時間を過ごせる機会です。
そんなゼミ旅行では、大学のセミナーハウスや提携先などを使い、近場で格安にするのが一般的です。そのため、ほとんどが国内旅行になるでしょう。
卒業旅行
学生生活最後の楽しみといえば、卒業旅行ですね。
ゼミやサークルで出会った気の合う仲間と一緒に、社会人になる前に思い切り羽目を外すのも良いかもしれません。
この機会に海外旅行をする人も多いですね。
しかし、意外と就職前の準備や引っ越しもあって忙しく、国内で済ませるという人も多いのではないでしょうか。
スキー・スノボへ
冬の旅行の定番と言えば、スキーやスノボですね。
自分の車やレンタカーで相乗りすることもあるかもしれません。
ただし、節約するのであれば、バスツアーや電車とレンタカーのパックなど、学生向けの企画が旅行会社からたくさん展開されていますので、それを利用するのも良いでしょう。
温泉
温泉旅行は、学生に限らず、人気のある日本らしい国内旅行の1つです。
ただ、学生の場合は前述したように繁忙期を外して行けますので、格安で高級旅館に泊まることができたり、大温泉を仲間だけで貸切にできたりなど、社会人にはなかなかまねのできないお得な旅をするチャンスでもあります。
そういった意味では、学生ならではの旅行と言ってもいいでしょう。
彼氏彼女と旅行
高校生までは、恋人同士で旅行なんか、ほとんどの親が許してくれないと思います。しかし、大学生ともなれば、反対する親は相当減ってきますので、親公認で堂々と出かけられます。
国内の近場の旅行でも、学生のときに恋人同士で旅行へ行くなんて、とても新鮮で良い思い出になるに違いありません。
国内旅行傷害保険を知ろう
海外の医療費は高額ですし、いざという時に言葉が通じずに苦労します。
そのため、海外旅行に行くときは、医療費を負担してもらえるだけでなく、日本語でのトラブル対応もしてもらえる、海外旅行傷害保険に入っている人は多いです。
その反面、国内旅行では、同様の保険に入っている人はそれほど多くありません。
国内なら健康保険が使えますし、言葉も通じますので、不安が少ないせいかもしれませんが、実際のところは、「よく分からないから」ではないでしょうか。
国内旅行傷害保険の補償内容を知っていますか?
海外旅行傷害保険の国内版である国内旅行傷害保険でも、以下のような場合に補償を受けられるのが一般的です。
- 死亡事故
- 後遺障害
- 入院・手術
- 通院
ただし、海外旅行傷害保険ではオプション扱いになりがちなスキーやスポーツでも、基本補償の範囲内になっている場合が多いので、国内旅行傷害保険のほうが有利な保険と言えるかもしれません。
また、オプションで以下のような補償も付帯できるものが多いです。
- 携行品の破損や盗難
- 他人にケガを負わせたり、モノを壊してしまったりした場合
- 航空機や船の欠航、着陸地変更時のホテル代
- 旅行中の事故のための介護者、救護者費用(交通費や宿泊費)
保険はいざという時に役に立つものですので、これだけの補償が付帯できれば、十分な安心を得られるのではないでしょうか。
どんなときに補償されるの?
「国内旅行傷害保険」という名の通り、国内旅行の期間中のケガなどを保証してくれます。
保険会社や保険によって多少は違っていますが、具体的な補償期間的は「出発日の0時」から「帰着日の24時」までで、かつ「旅行に出発してから帰宅するまで」というのが一般的です。
そして、その旅行中の移動や宿、アクティビティなどで、その旅行が要因で負うことになってしまったケガの補償をしてくれます。
ただし、「旅行が要因」というところがポイントで、ケガを負った状況によっては補償されない場合がありますので、気をつけなければいけません。
「階段から落ちたケガでは、支払われない?」 保険金が支払われない場合
国内旅行傷害保険で十分な安心を得られると言っても、補償される(保険金が支払われる)ためには、契約に従った条件でなければいけません。つまり、保険金が支払われる条件を理解しておかなければ、無駄になってしまうことになります。
具体的には、以下のような場合には、保険金が支払われないことがほとんどなのです。
- ピッケルやザイルなどの登山道具を使用する必要のある登山での事故
- 本人の過失によるケガ
- レンタカーやマイカーでのケガ
- 旅行中の病気
主に、「本人の過失」と「旅行との因果関係」がポイントです。
例えば、「階段で足を滑らせてケガをした」場合は、保険金が支払われないことがあります。
ただし、保険会社の判断で決まる場合も多いので、これらに該当すると思っても、連絡して確認するようにしたほうが良いでしょう。
国内旅行でもクレジットカードは便利! では、そのカード選びのポイントは?
実は、クレジットカードの中には、これまでに説明したような「国内旅行傷害保険」を無料でつけてくれるものがあります。
学生の旅行と言えば、「旅行費用の節約」はとても重要なポイントですので、保険は省いてしまいがちかもしれません。しかし、無料で付帯できる方法があるのであれば、安心感が違いますので、ぜひ活用していきましょう。
自動付帯or利用付帯とは
おすすめのクレジットカードを紹介する前に、国内旅行傷害保険を無料で付帯してくれる点についての注意点があります。
それは、「自動付帯」と「利用付帯」です。
国内旅行傷害保険だけでなく、海外旅行傷害保険でも同じですが、クレジットカードで、保険が無料で付帯される条件として、必ずこのどちらかになっています。
「自動付帯」というのは、クレジットカードを持っているだけで保険が適用されるものです。そのため、特に意識することなく、これまでに説明したような補償を受けることができるものです。
もうひとつの「利用付帯」は、旅行代金をクレジットカードで決済した場合だけ、保険が適用されるものです。どこまでクレジットカードを利用する必要があるかは、カードによりますが、交通費や宿泊費など、「クレジットカードで決済をして利用したサービスや施設」でのケガについてのみ、補償される場合がほとんどなんです。
つまり、クレジットカードでチケットを購入した飛行機や新幹線などでケガをした場合は補償されますが、後払いになる(決済が終わっていない)乗り合いバスやタクシーの場合は、「利用付帯」では補償されない場合があるということです。
もちろん、「自動付帯」であれば、後者の場合でも補償されることがほとんどですから、この付帯方法の違いは、旅行の自由度や節約のためには注目すべきポイントだと思います。
国内旅行好きの学生におすすめのクレジットカード
では、具体的に国内旅行傷害保険を無料で付帯してくれる、おすすめのクレジットカードを紹介しましょう。
ANA VISA Suicaカード
クレジットカードに、ANAマイレージとSuica機能が搭載された多機能カードで、入会時や継続時にボーナスマイルがもらえたり、Suicaチャージでもポイントがたまられたりと、お得さも複合的なものになっています。
入会資格は「高校生を除く満18歳以上」ですので、学生でも持つことが可能になっています。
国内旅行傷害保険については「自動付帯」になっており、何の手続をすることもなく、持っているだけで適用されます。もちろん、ANA以外の航空会社でも、問題ありません。
ただ、2年目から年会費が2,000円(税別)かかってしまう点は残念なところです。(初年度は年会費無料)
JALカードnavi
満18歳以上30歳未満の学生(高校生を除く)が持つことのできる学生専用カードです。学生専用カードですので、30歳未満であっても卒業月の月末までしか持つことができません。(JALクラシックカードへ自動更新します)
このカードを持っていれば、JALのフライトマイルが通常よりも10%程度多く加算されますし、毎年の搭乗実績や蓄積マイルに応じてボーナスマイルがもらえます。また、その他にも、規定の語学検定に合格するとボーナスマイルがもらえるなど、多彩なボーナスマイルがありますので、JALマイレージが思った以上にたまることでしょう。
国内旅行傷害保険は、もちろん無料付帯です。他の航空会社を使っていても、持っているだけで保険適用されます。
在学中は年会費無料ですので、JALを利用する学生なら、必ず持っていたいクレジットカードかもしれません。
リクルートカード
還元率1.2%という高還元率で、人気のあるクレジットカードです。ポンパレモールやHOT PEPPER、じゃらんnetなどリクルート系のサイトを利用する人であれば、ポイント還元率がより高くなるため、おすすめです。
年会費は永年無料ですので、年に1度の利用であっても持っておいて損はないかもしれません。
国内旅行傷害保険については、付帯はしますが利用付帯ですので、旅行代金をこのカードで支払う必要がありますので、注意が必要です。ただ、じゃらんnetで予約すると比較的安くできることが多いので、選択肢としては悪くないかもしれません。
比較表でまとめてみると
紹介したクレジットカードを、表にまとめて比較してみましょう。
|
ANA VISA |
JALカードnavi |
年会費 |
2,000円(税抜)/年 |
無料 |
年会費特典 |
初年度無料 |
在学中は無料 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
死亡後遺障害 |
死亡:1,000万円 |
死亡:1,000万円 |
ポイント |
ANAマイレージ |
JALマイレージ |
その他特典 |
Suicaチャージでポイント付与 |
フライトマイルが10%UP |
|
リクルートカード |
年会費 |
無料 |
年会費特典 |
永年無料 |
自動付帯 |
利用付帯 |
死亡後遺障害 |
死亡:1,000万円 |
ポイント |
リクルートポイント |
その他特典 |
nanacoチャージでポイント付与 リクルート系のサイト利用でポイント還元率UP |
結局、どれがいいの?
比較表を確認してみると、どのカードも一長一短あり選ぶのは難しいかもしれません。
でも、特典やサービスに優先順位をつけて選べば、おのずと決まってくるのではないでしょうか?
今回は国内旅行という観点で集めた3券種ですので、国内旅行という点では優れていますので、その点では優劣をつけられません。
「ANA VISA Suicaカード」と「JALカードnavi」については、カード利用でフライトマイルがたまりますし、「リクルートカード」であれば提携旅行サイトの利用でポイント還元率が一気に上がるのです。
しかし、国内旅行傷害保険の付帯特典という点を考慮すると、利用付帯になっている「リクルートカード」は次点となるでしょう。
そして、残りの2券種のどちらを選ぶべきかを考えると、私は「JALカードnavi」をおすすめします。
「ANA VISA Suicaカード」はSuicaも使える多機能カードですし、ANAマイレージをお得にためることもできます。また、ANA好きな人もいるでしょう。
しかし、「飛行機を使う旅行代金を航空系クレジットカードで決済する」という「マイルの二重取り」を考慮してみると違いが分かります。
「JALカードnavi」マイレージへの還元率は、学生専用ということもあって、「ANA VISA Suicaカード」の2倍の1.0%になっています。つまり、明らかにマイルのたまり方が違ってくるんです。
それに、「JALカードnavi」は、在学中は年会費無料ですので、無用な維持費も不要です。
特に、飛行機を使って帰省や国内旅行することの多い大学生なら、断然お得ですので、私は「JALカードnavi」をおすすめします。
まとめ
大学生になると、友達や仲間内で行く旅行が本当に多くなります。
だからこそ、少しでもお得になる方法を考えることでしょう。
そのために、クレジットカードを利用することも、1つの有効な手段です。
紹介したように、「JALカードnavi」なら、旅行代金と飛行機の利用でマイルの二重取りというお得技を使える上に、国内旅行傷害保険も自動付帯します。
また、「JALカードnavi」は、学生の間しか取得できない特別なカードでもありますので、持っていても損のないカードだと思います