Amazon Mastercardは5000ポイントもらえる?Amazonでお得なおすすめカードを検証
2017年1月、Amazonがアメリカで「還元率5%」のクレジットカードを発行するというニュースがちょっとした騒ぎになりました。
還元率5%のクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」をAmazonがプライム会員向けにリリース - GIGAZINE
100円で5ポイント(=5円分)貯まるということですから、Amazonのヘビーユーザーにとっては、ものすごくたまらないクレジットカードだと思いませんか?早くこのクレジットカードが日本にもやってきて欲しいものです。
しかし、実際はPrime会員の料金も日本とアメリカとでは全く異なるので、同じクレジットカードが日本で実現することは恐らくないでしょうけど。(予想が外れたらごめんなさい)
Amazonといえば言わずと知れた世界最大級の通販サービスです。最近では通販にとどまらない幅広いサービスを展開するAmazonですが、もっとお得に利用できるクレジットカードはあるのでしょうか?
日本にはAmazon MasterCardクラシック(三井住友カードが発行)がありますので、改めてAmazon MasterCardクラシックを検証して、Amazonで本当にお得に使えるクレジットカードが何なのか、比較検証してみたいと思います。
- Amazonカードの新規入会特典の最大5000円分ポイントとは?
- Amazon MasterCardクラシックの良いところ!Amazonのサブカードにもぴったり!
- Amazon Mastercardゴールドのおすすめポイント!
- Amazon MasterCardカードのダメなところ
- Amazonで本当にお得なクレジットカードはどれだ!?おすすめカードを紹介!
- Amazonカードはサブカードがおすすめ
Amazonカードの新規入会特典の最大5000円分ポイントとは?
まず最も気になるAmazonカードの入会特典について紹介しておきましょう。
Amazon MasterCardクラシックには、新規入会特典として2,000円分のAmazonポイントプレゼントがあります。こちらはAmazonでの買い物にて1ポイント=1円で使えるポイントなので、実質的には2,000円分の特典ということになります。
※こちらは2018年1月時点でも確認できる開催中の通常入会特典になります。
そのAmazonカードですが、実は新規入会特典が最大5,000円分もらえるというキャンペーンがあるというレビューもあり、非常に困惑している方が多い状況です。
こちらは通常入会ボーナスとしての20,000ポイント(2,000円分)に加え、さらに20,000ポイント(2,000円分)上乗せするというものみたいです。
ただしAmazonの公式サイトで確認できる箇所は過去キャンペーン(2014年、2015年のもの)のページしかなく、正式な情報を確認できません。レビューでは5,000ポイントもらえた人ともらえなかった人が混在しており、Amazon Prime会員の一部の人がもらえている状況という真偽不明の様相を呈しております。
※下記表は2014年に開催されたキャンペーンより。最新でも2016年のものしか見つけられませんでした。
通常特典 | 期間限定特典 | 入会特典の合計 | |
---|---|---|---|
Amazonクラシック | 20,000ポイント(2,000円分) | 20,000ポイント(2,000円分) | 40,000ポイント(4,000円分) |
Amazonゴールド | 30,000ポイント(3,000円分) | 20,000ポイント(2,000円分) | 50,000ポイント(5,000円分) |
上表のポイントは「Amazonクレジットカードポイント」と「Amazonポイント」がそれぞれあるためややこしいのですが、要するにクレジットカードポイントが期間限定で50,000ポイントもらえ、それがAmazonポイントに交換すると5,000円分になるということでした。(現在はAmazonポイントに統一されているようです)
※繰り返しになりますが、上記のキャンペーンは2014年に開催・終了し、現在は行われていません。
2018年1月現在の公式サイトに掲載されている情報ではAmazonクラシックカードの通常特典と三井住友カードの公式サイトに掲載されているiD利用特典だけのようです。
- Amazonクラシックカード:通常特典の2,000ポイント(2,000円分)
- Amazonゴールドカード :なし
- 5,000円以上のiD利用特典 :1,000ポイント(1,000円分)※
→合計最大3,000ポイントがゲットできる
※期間中にAmazon Mastercardに新規入会し、iD専用カードに新規入会またはApple Payへ新規設定した上で、Amazon Mastercard入会2ヵ月後末までに「iD」を合計5,000円(含む消費税等)以上利用することが適用条件
Amazon MasterCardクラシックの良いところ!Amazonのサブカードにもぴったり!
キャンペーンに関しては真偽のところが不明な部分が多いですが、5,000ポイントを期待しないほうが良いと思いますが、このAmazon Mastercardカードはどんなところが魅力的なのかご存知ですか?
ここではAmazon MasterCardクラシックのおすすめポイントを紹介します。
年1回の利用で年会費無料
Amazon MasterCardクラシックカードは初年度年会費無料で、年に一度でもカードを利用すれば、翌年の年会費1,250円(税別)も無料になります。
このカードを作る人で、年に一度もAmazonを使わないという人はいないと思います。Amazonの支払いをこのカードにすれば、実質年会費無料ですね。
Amazon利用で1.5%還元、プライム会員なら2%還元
Amazonでの買い物なら、カード支払い金額の1.5%がAmazonポイントとして加算されます。プライム会員なら2%になります。Amazon以外での買い物なら基本的に1%還元です。
年間100万円のショッピング保険
Amazon MasterCardクラシックにはショッピング補償(動産総合保険) 最高100万円(自己負担:1事故につき3,000円)が付帯しています。
Amazonで普段から買い物をしている人であればショッピング保険がついてくるのはうれしいですよね。
Amazon Mastercardゴールドのおすすめポイント!
続いてAmazon Mastercardゴールドカードについてもついでに紹介します。
Amazonプライムが自動付帯
Amazon MastercardゴールドにはAmazonの有料会員である「Amazonプライム」が自動付帯します。Amazonプライムは年会費3,900円で以下のような様々なサービスを利用できます。
- 無料の配送特典 :対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便を無料
- ビデオ :映画やTV番組が追加料金なしで見放題に
- ミュージック :追加料金なしで100万曲以上の楽曲やアルバムを聞き放題
- フォト :Amazon Driveに写真を容量無制限で保存可能
- タイムセール :タイムセールの商品を、通常より30分早く注文可能
- Prime Reading :対象のKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)を追加料金なしの読み放題
- Twitch Prime :TwitchのアカウントをAmazonプライムのアカウントと紐づけることにより、Twitchにて広告非表示での視聴、無料のスポンサー登録、無料ゲームへのアクセスなどが利用可能
Amazonプライムは年会費3,900円とは思えないほど充実したサービスなので、とてもおすすめです。
Amazon利用で2.5%還元
Amazonでの買い物にAmazon Mastercardゴールドを使うと、還元率は驚異の2.5%になります。
最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険や空港ラウンジサービスも使える
Amazon Mastercardゴールドはゴールドカードとしての特典も備わっています。
海外・国内旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯込み)であり、さらに全国の主要空港ラウンジも無料で利用可能です。
Amazon MasterCardカードのダメなところ
ただし、良いことばかりではありません。Amazon Mastercardを持つことで確かにAmazonをお得に利用することはできますが、他社が発行しているクレジットカードも一緒に比較してみると、実はそこまで優秀なクレジットカードではないことも分かります。
還元率はぶっちゃけ普通
Amazonクラシックカードはプライム会員でAmazon利用の2%還元、ゴールドカードは2.5%還元は魅力的です。しかし、Amazon以外での買い物が1%になるのは正直微妙です。
還元率としては全く悪くないんですが、高還元率を売りにしている他のクレジットカードと比べると利用シーンも限られてしまい、Amazonのヘビーユーザーを除いては、あくまでAmazon専用のサブカードとして利用したほうが賢いという印象です。
海外旅行傷害保険やETCなどの付帯サービスが弱い
Amazonクラシックはショッピングの補償サービスは付いてますが、旅行傷害保険などは一切付いていません。
またAmazonゴールドカードは旅行傷害保険は付帯していますが、自動付帯分は1,000万円のみであり、利用付帯分の4,000万円との併用が前提になります。ここはゴールドカードとしても少し物足りないですね。
ETCカードについても追加発行したとしても年会費500円(税抜)がかかりますので、もっと良いクレジットカードは他にあるよなーと思ってしまいます。
※ETCカードは初年度無料、年に一度でも利用すれば翌年も継続して無料で利用可能
Amazonゴールドカードの年会費割引
Amazon Mastercardゴールドは年会費が10,000円(税別)かかりますが、ある条件をクリカすると割引適用があると記載されています。
しかし、この割引適用は若干わかりにくく、しかもリボ払いを誘導するためあまりおすすめできません。
割引条件としては以下になります。
- 初年度はマイ・ペイすリボ選択で5,000円(税抜)が割引
- マイ・ペイすリボで1回以上利用し、かつ「WEB明細書サービス」で6回以上の請求があった場合、次年度は6,000円(税抜)が割引
実際はAmazon Prime料金の3,900円も無料になりますので、割引適用がされれば実質無料と言えますが、リボ払いは正直避けたいところですね……。
Amazonの年間利用額が大きい人はポイント還元で元がとれますが、そうでない人で使いたい人は気をつけてください。
Amazonで本当にお得なクレジットカードはどれだ!?おすすめカードを紹介!
ここまでAmazon Mastercardについて見てきました。Amazonで日常の買い物をすべてこなしているといった人であれば十分おすすめできるクレジットカードであることが分かったと思いますが、多くの人にとってはAmazon Mastercardでなければいけない理由は薄いのかなと思います。
特に当サイトでは学生向けにクレジットカードにまつわる知識やおすすめ情報を提供しておりますし、学生のことを考えても別の選択肢があると考えます。
そこでここではAmazonカード以外に、Amazonでお得に使えるおすすめのクレジットカードを3券種紹介していきたいと思います。
Amazonの還元率2.0%のJCB CARD W
常にポイント2倍で
年会費無料のクレジットカード
初年度年会費 | 無料 | 次年度年会費 | 無料 |
---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | 利用可能枠 | 審査によって決定 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 国内旅行傷害保険 | なし |
ポイントプログラム | Oki Dokiボーナスポイント | ポイント優待 | JCB ORIGINAL SERIESパートナー店で優待 |
ショッピング補償 | なし | 一体型電子マネー | Apple Pay対応 |
マッチする目的 | |||
◎ とりあえず年会費無料のクレジットカードを持ちたい ◯ 公共料金などの月額固定費をクレジットカード払いにしたい ◯ 普段のショッピングをお得にしたい ◯ ライブチケットの購入などウェブサービスの決済にクレジットカードが必要 ◯ 海外旅行にクレジットカードが必要 |
JCB CARD Wは2017年10月24日に会員募集が始まったばかりの新しいクレジットカードです。
もともとJCBカードはAmazonと相性が良く、ポイント還元率の高いクレジットカートして有名でしたが、今回のJCB CARD Wは年会費無料に加えてポイントが常に2倍(まさにW)になったことにより、Amazonでのポイント還元率も常に2.0%になりました。
これはAmazon Mastercardクラシックと同じ還元率となりますので、普段のショッピング利用から考えてもJCB CARD Wのほうがメリットが大きいと考えます。
- Amazon MasterCardクラシック(プライム契約なし):ポイント還元率1.5%
- Amazon MasterCardクラシック(プライム契約あり):ポイント還元率2.0%
- JCBカードW:ポイント還元率2.0%
その他にもスターバックス、セブンイレブン、ディズニーリゾートでお得になるというのが嬉しいところです。
Amazonの還元率が最大7.0%!?オリコカード THE POINT
入会6ヶ月はポイント2倍
ポイント特化のオリコカード
初年度年会費 | 無料 | 次年度年会費 | 無料 |
---|---|---|---|
国際ブランド | マスターカード、VISA、JCB | 利用可能枠 | 審査によって決定 |
海外旅行傷害保険 | なし | 国内旅行傷害保険 | なし |
ポイントプログラム | オリコポイント(100円=1ポイント) | ポイント優待 | 入会後6ヵ月間は100円=2ポイント |
ショッピング補償 | なし | 一体型電子マネー | iD、QUICPay、Apple Pay対応 |
マッチする目的 | |||
◎ とりあえず年会費無料のクレジットカードを持ちたい ◎ 公共料金などの月額固定費をクレジットカード払いにしたい ◎ 普段のショッピングをお得にしたい ◯ ライブチケットの購入などウェブサービスの決済にクレジットカードが必要 △ 海外旅行にクレジットカードが必要 |
オリコカード THE POINTは、年会費無料で使えるクレジットカードで、なおかつポイントの貯まりやすさと使いやすさが人気の注目カードです。
入会6ヶ月間はポイント還元率が2.0%(100円=2ポイント=2円分)となり、オリコモール利用のボーナスポイント0.5%も付帯されておりますので、入会半年間はオリコオール経由でAmazonを利用することで還元率が3.0%になるのです!しかも2018年1月現在、オリコモール内のAmazonファッションにおいては4.5%還元となっているため、最大7.0%のポイント還元率も実現します。
- 入会6ヶ月間のポイント:2.0%
- オリコモールのボーナスポイント:0.5%
- オリコモール内のAmazonポイント:0.5%
- ※オリコモール内のAmazonファッションポイント:4.5% ←!!!!!
→入会6ヶ月間のAmazonでの還元率が3.0%〜7.0%
貯まったオリコポイントは1ポイント1円換算でAmazonギフト券に交換することができ、そのAmaznギフト券のIDも即時に発行されますので、すぐに利用できるのも大きなメリットです。
他にも、オリコカード THE POINTは楽天市場などでも同様に高還元を発揮するので、ネット通販ならばオリコカード THE POINTがおすすめです。
Amazonの還元率2.0%ではあるが……少し扱いにくいVIASOカード
マスターカードブランド限定
最大10,000円相当プレゼント!
初年度年会費 | 無料 | 次年度年会費 | 無料 |
---|---|---|---|
国際ブランド | マスターカード | 利用可能枠 | 10~100万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 国内旅行傷害保険 | なし |
ポイントプログラム | オートキャッシュバック(1,000円=5ポイント) | ポイント優待 | VIASOeショップで最大10%ボーナス |
ショッピング補償 | 年間100万円まで | 一体型電子マネー | Apple Pay対応 |
マッチする目的 | |||
◎ とりあえず年会費無料のクレジットカードを持ちたい ◯ 公共料金などの月額固定費をクレジットカード払いにしたい ◎ 普段のショッピングをお得にしたい ◯ ライブチケットの購入などウェブサービスの決済にクレジットカードが必要 ◎ 海外旅行にクレジットカードが必要 |
VIASOカードは三菱UFJニコスが発行する年会費無料のクレジットカードです。
このVIASOカード、VIASOeショップを経由してAmazonを利用するとJCB CARD Wと同じくAmazonの還元率が2.0%になるお得なクレジットカードです。
- VIASOポイント:0.5%
- VIASOeショップボーナスポイント:1.0%
- Amazonのショップポイント:0.5%
→合計2.0%
ただし、VIASOカードで貯まったポイントは年に1度、1ポイント1円換算でキャッシュバックされるのを待つしかありません。
他のクレジットカードのように、貯まったポイントをギフト券や商品に交換したり、ポイントで支払い使ったりすることができないのです。
それが我慢できるなら、楽天市場やYahoo!ショッピングは2.5%、Amazonは2.0%、JTBやじゃらんで4.5%など、300店舗以上のネットショッピングで高い還元率でポイントを貯めることできるので非常にお得です。
Amazon以外にも日頃からインターネットショッピング中心の生活を送っている人にはおすすめのクレジットカードと言えるでしょう。
Amazonカードはサブカードがおすすめ
Amazon Mastercardクラシックは、メインとして使うクレジットカードとしては還元率、付帯サービスともに満足できるものとは言い切れません。
しかし、Amazon Primeに入会しており、かつ月に1回以上はAmazonを利用するという人にとっては素晴らしいクレジットカードだと思います。
ただし、日々のショッピングなどを考えたときにAmazonカードだけでは頼りない部分が多々露呈されると思いますので、よっぽどのヘビーユーザーではない限り、Amazonカードはあくまでもサブカードとして、メインカードは他のクレジットカードを検討すると良いでしょう。
もしも入会特典の5000ポイントを目当てにAmazonカードに申し込もうと思ってこの記事にたどり着いた方は、不確実は情報を頼るのではなく、メインカードとサブカードとしてのAmazonカード両方に申し込んで、2つの入会特典をゲットしてみてはいかがでしょうか?