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海外旅行傷害保険の利用付帯について、VJ保険デスクに問い合わせてみました

春休みからゴールデンウィーク、夏休みと旅行シーズンが続きますが、クレジットカードの中には、海外旅行傷害保険が付帯しているものもあるということはご存知でしょうか?

 

もしご存知であったとしても、その仕組みは複雑なため、理解している人も少ないのだろうと思います。

 

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先日、羽田空港の国際線ターミナル行ってきました

 

 

自動付帯と利用付帯の違い

クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険には「自動付帯」と「利用付帯」と2種類が存在します。

 

自動付帯

自動付帯とは、クレジットカードを持つと自動的に付帯される海外旅行傷害保険になります。

自動付帯の海外旅行傷害保険は、主に年会費の発生するクレジットカードに多いのが特徴です。

 

利用付帯

一方で利用付帯は、旅行に関わる経費(一部)をクレジットカード決済をすることによって、付帯される海外旅行傷害保険になります。

 

使わない限りは、その保険が適用されないことになりますので、注意しましょう。

 

年会費無料のクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険のほとんどが、この利用付帯の対象になっております。

 

しかし、一体どこからが利用付帯の対象になるのでしょうか?

 

そこで、先日、利用付帯の適用範囲について、付帯保険の引受先である三井住友海上のVJデスクに問い合わせをし、その詳細を聞いてみました。

 

ワンポイントアドバイス VJ保険デスク
付帯保険の引受先である三井住友海上の専用窓口。三井住友カード株式会社が発行しているクレジットカードが中心。付帯保険の質問に関する連絡、問い合わせを対応している。
国内から:0120-658-811
海外から:81-18-888-9225
受付時間:9:15~17:00 年中無休(日本時間)

 

 

利用付帯の範囲(VJ保険デスクの場合)

問い合わせてみたところ、下記の2点に関するクレジットカード利用で、海外旅行傷害保険の付帯条件が適用されるようです。

  • 旅行費用など直接海外旅行で発生した経費
  • 出発日当日の公共交通機関で発生した経費

どちらの場合も、申請時に領収書が必要になりますので、必ず保管しておきましょう。

 

公共交通機関とは?

Wikipediaによると、公共交通機関は下記のものが該当するようです。

  • 鉄道事業法に基づく鉄道事業者
  • 軌道法に基づく軌道経営者
  • 道路運送法に基づく一般旅客自動車営業者(路線バス・タクシー)
  • 自動車ターミナル法により、バス事業を営む者
  • 海上運送法による航路運行事業者
  • 航空法による旅客輸送を行う者

VJ保険デスクの回答でも、電車やバス、タクシーによる利用が付帯条件になるとのことでした。

 

SuicaやPASMOなどのICカード利用は付帯条件を満たすのか?

この質問に対して、VJデスクからの回答は正直曖昧なものでしたが、結論から申し上げると「出発日当日のチャージ利用については利用付帯の条件を満たす」とのこと。

 

このことから、ICカードのチャージ金額利用が当日であっても、チャージそのものが過去に行われたものであれば利用付帯の条件を満たさない、ということになりますので気を付けましょう。

 

 

お持ちのクレジットカードの引き受け先を確認を

今回はVJ保険デスクの場合でしたが、利用付帯の適用範囲は付帯保険の引受先保険会社によって異なります。

そのため、これから海外旅行などを計画している人は、今一度、ご自身のクレジットカードの付帯保険の引受先保険会社に問い合わせをして、確認しておきましょう。 

 

おまけ

海外旅行傷害保険には、適用期間が存在します。長期滞在の可能性がある場合には、別途、保険会社の商品に加入したほうが安全ですので、お気をつけください。

 

参考までに、VJ保険デスクの場合なら、出発日から3ヶ月後の正午までが、付帯保険の適用期間となります。

 

これも引受先の各保険会社によって異なる場合がありますので、適用期間の確認も忘れないようにしてください。