VISAについて、改めて調べてみました
国際ブランドでよく目にするVISAのマークですが、世界で最も使われている国際ブランドであるという以外に、VISAについて知っている情報はありますか?
そこで、今回は何気なく使っているVISAのの特徴やメリット、他国際ブランドとの違いを改めて調べてみました。
VISAの特徴と4つのグレード
VISAにはクレジットカードはもちろん、即時銀行決済のできるデビットカードや先払いのできるプリペイドカードがあります。それらを総称して、VISAカードと言えるでしょう。
VISAの公式ホームページによると、VISAカードは世界200ヵ国以上の地域で利用可能です。
会員数は23億人(2015年12月現在)、カード売上高は7.4兆米ドル(2014年12月現在の年間売上)、取り扱いATM数は世界で230万台にのぼり、まさに世界最大のクレジットカード企業です。
VISAの正式な企業名はVisa International Service Associationで、アメリカのカリフォルニア州に本社があります。
VISAブランドのカードは提携企業も多く、さまざまな種類が発行されています。
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、VISAでは利用者の支払いやライフスタイルのニーズに合わせて4種類のグレードに分けて設定されています。
VISAクラシックカード
VISAクラシックカードは、最も基本的なグレードのクレジットカードです。
4種類の中で最も発行されているもので、VISAが提供するサービス全般を受けることができます。
年会費も無料のものから数千円程度のものが主流です。
代表例に、下記のようなものがあります。
- 楽天カード
- リクルートカード
- 三井住友VISAカード(クラシック)
VISAゴールドカード
VISAゴールドカードはクラシックカードよりも信用度があり、高い返済能力のある人(高年収、一定の年齢以上)向けのカードです。
年会費は通常5,000円〜10,000円ぐらいのものが主流です。
利用限度額もクラシックカードより高く、優待サービスや補償内容、キャンペーン内容等が充実しています。
代表例に、下記のようなものがあります。
- MUFGカードゴールド
- 三井住友VISAゴールドカード
VISAプラチナカード
VISAプラチナカードはゴールドカードよりも、さらに上のグレードに位置するクレジットカードです。
24時間365日対応のコンシェルジュサービスを始め、プラチナカード保有者向けの贅沢な優待も充実しています。
VISAプラチナカードは、従来よりインビテーションと呼ばれるクレジットカード発行会社から受け取る招待状が必要なクレジットカードでしたが、現在は一般窓口から申し込めるものも増えてきました。
しかし、審査基準は厳しく、年収面や職業で求められる基準が高いです。
年会費は、数万円から5万円前後が主流で、富裕層向けのクレジットカードといえます。
代表例に、下記のようなものがあります。
- 三井住友プラチナカード
- SuMi TRUST CLUB プラチナカード
VISA Infiniteカード
VSIA Infiniteカードは、VISAの最高グレードのクレジットカードです。
プラチナカードと同じく、発行会社からのインビテーションが必須であり、最高級のVIPサービスが提供される贅沢なカードです。
代表例に、下記のようなものがあります。
- SURUGA VISA INFINITE
VISAカードのメリット3点
ここで、改めてVISAカードのメリットを3つにまとめてみました。
様々なキャンペーン
VISAは様々な企業と提携し、各グレードごとにカード会員向けに優待キャンペーンを行っています。
たとえば、2016年2月現在ではゴールド以上の会員向けに下記のような優待を提供しています。
- 国際線利用者向けに空港での手荷物預かりの割引
- アマゾンやGAPのような海外オンラインショッピング利用時の国際配送料割引
- 電子書籍雑誌の定期購読の割引優待
これらの優待は、あくまでも期間限定のキャンペーンにはなります。VISAのカードを入手したら、VISAブランドのキャンペーンもチェックしてみてください。
圧倒的な発行会社・加盟店がもたらす利便性
VISAは世界通貨を謳っており、取り扱いATMは全世界で230万台以上にのぼります。
そのため、海外旅行時にキャッシングサービスを利用する人も多いことでしょう。
また、VISAと提携しているクレジットカード発行企業も多く、VISAが提供する独自サービスの他にも、各発行企業が提供する優待やキャンペーンの恩恵を受けることができます。
たとえば、国内外の海外旅行傷害保険の付帯やサポートデスク、利用実績に応じた商品や商品券が当たるキャンペーン、映画の試写会やミュージカルのチケットに応募できるキャンペーンなどがあります。
クレジットカード発行会社では、各会員サイトも用意しておりますので、優待特典やポイントプログラムの内容な逐一チェックしましょう。
その他便利なサービス
その他に、VISAカードではVisaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスというものが用意されています。
このサービスは、あらゆる問い合わせに対し世界中で24時間、日本語で対応してくれるカスタマーサービスになります。
そのため、カードの紛失や盗難時、カードを緊急再発行したい時や、緊急キャッシングが必要な時に活躍するサービスです。
このサービスを忘れがちな人も多いので、ここで覚えておいてください。
他の国際ブランドとの違い
VISAカードをMasterCard、JCBと簡単に比較してみると、下記のようになります。
- 国内利用における利便性については差はないが、サービス面では日本発の国際ブランドであるJCBが充実している。
- 海外利用w含めた利便性についてVISAに勝るものはなし。
将来的に海外で利用する可能性があるならば、VISAは最低でも1枚は持っておくべき国際ブランドと言えるでしょう。