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日本が誇る国際ブランド「JCB」について、解説してみます

今回は、日本発の唯一の国際ブランドあるJCBについて解説しましょう!JCBは海外でも多くの国と地域で利用できる国際ブランド。

しかも、日本ではクレジットカード取り扱い店舗の中でで、JCBブランドが使えない店舗はほとんどありません。そんなJCBの特徴、メリット、他の国際ブランドとの差に関して解説していきましょう。

JCBの特徴

JCB Credit Card

JCBは1961年創業の「(株)日本クレジットビューロー(JCB)」が、日本で最初に発行した汎用クレジットカードです。

1978年には、社名が現在の「㈱ジェーシービー」へ改称され、1981年にはアメリカ以外のクレジット会社としては初の、独自の国際ブランドの展開を始めました。その後、世界の大手金融機関やカード会社とのライセンス提携、大手決済ブランドとの相互提携を進め、現在では190の国と地域の(2015年6月末日現在)、約2,850万店舗(2015年3月末日現在)に展開し、会員数も約8,900万人(2015年3月末日現在)と、年々増加しています。

JCBの功績

今では一般的な「利用代金の口座振替」を民間で最初に取り扱ったのが、JCBです。また、「ポイントサービス」「サインレス決済」「ギフトカード」等の、クレジットカードの基本的なサービスを世界で初めて導入したのもJCBでした。

JCBは純日本発の企業であり、クレジットカードのサービスの「あたりまえ」を作ってきた、世界に誇れる革新的なカードなのです。

JCBは、自社発行の「プロパーカード」はもちろん、国内・海外のパートナー企業にライセンスを提供し、数多くの提携カードも発行しています。JCBのカードは、提携カードも全て含めると、なんと数百種類にもなります。

 

JCBカードの5つのグレード

Card 82

  • JCB CARD EXTAGE(エクステージ)
  • JCB一般カード
  • JCBゴールド
  • JCBゴールド ザ・プレミア<ご招待制>
  • JCBザ・クラス

JCB一般カード

JCBが発行するプロパーカードには、5段階のグレードがあります。最も基本的な1枚は、「JCB一般カード」。買い物や旅行など、通常のクレジットカードのニーズをみたす1枚です。またオプションとして、ETCカード、電子マネーのクイックペイも、年会費無料で追加することができます。

JCBゴールドカード

JCBゴールドカードは、JCB一般カードよりも、ワンランク上のクオリティーを望む人を対象としたカードです。

年会費は1万円。裏技として、オンラインで申込すると初年度が無料となります。ゴールドカードならではの充実した海外旅行傷害保険があり、最高1億円が付保されます。また、空港ラウンジサービスやグルメ優待サービス等、サービスが充実しています。

JCBゴールド ザ・プレミア<インビテーション制>、JCBザ・クラス

JCBゴールドカードより、上位クラスのカードとして、JCBゴールド ザ・プレミア<インビテーション制>やJCBザ・クラスといったカードがあります。

JCBカードエクステージ、JCBゴールドエクステージ

その他にも、 29歳以下限定で年会費無料のJCBカードエクステージや、20代でゴールドカードを持ってみたい人向けのJCBゴールドエクステージも用意されています。

 

JCBカードの優待・会員サービス

Airport


JCBカードならではの優待特典、会員サービスにはどのようなものがあるのでしょうか。

Oki DokiプログラムシステムとQUICPay

JCBはポイントサービスである「Oki Dokiプログラムシステム」を提供しています。カードの利用額1,000円ごとに1ポイントが貯まり、貯めたポイントを様々な商品と交換することができます。

また、コンビニやタクシー等で、カードをかざすだけで支払ができる、「QUICPay(クイックペイ)」も利用できます。

また、おさいふケータイに対応しているモバイル端末なら、「QUICPayモバイル」に登録すれば携帯端末でも利用できます。「QUICPay」自体の割引やキャッシュバックなど、オリジナルのキャンペーンもあります。

サービス・キャンペーン

JCBはの「チケットJCB」は、テーマパーク、映画館、演劇など各種チケットの購入時に利用ができ、割引はもちろん、会員限定の先行販売・特別講演などが目白押しです。

また、JCBは東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーなので、、パークチケットが当たるキャンペーンや、イベントの招待などの特典もあります。

また「JCB HOMEサポートクラブ」では、月会費267円(税別)で日常生活サポートサービスや会社の紹介・提案を受けることができます。オプションで、家電修理保証サービス、PCサポートプラン、PC修理保証サービスを付帯させることができます。

海外旅行の現地サポート・優待

「JCBプラザ」は、世界60ヵ所に設置してある海外サービス窓口です。「JCBプラザ」では、海外にいても日本語で、JCBカードの紛失・盗難サポート、レストラン・観光地などの紹介と予約のサービスを受けることがきます。もちろん、Wi-Fiサービスもあります。

また「JCBプラザ ラウンジ」では、インターネットやプリントアウト機能の利用、日本語新聞・ガイドブック等の閲覧、荷物の一時預かりや、ドリンク、マッサージ機、レンタル傘までを提供してくれ、至れりつくせりです。

その他、エリア限定のサービスもあります。たとえば、ハワイではお子様向け絵本の閲覧サービスや、オアフ島内への通話が無料の公衆電話が利用できたり、海外でもモバイル端末を使いたい人には、「JCB GLOBAL WiFi」サービスでは、WiFiルーターを20%引きでレンタルできたりします。

万が一のサポートも安心

ショッピングが好きな人には、「海外お買い物保険」があります。海外でJCBカードで購入した品物の損害は、購入日から90日間、年間最高50万円まで補償してくれます。

その他、緊急時には「JCB紛失・盗難受付デスク」、「JCBプラザコールセンター」等のサービスもあります。現地で体調をくずしたり、ケガをした場合に、医療機関の紹介を行ったり、翻訳のサポートをしてくれます。

その他の海外旅行者向けの優待サービス

JCBの「たびらば(旅LOVER)」のインターネットサイトでは、JCBプラザ・スタッフによる現地の最新情報を提供しています。

気になるお店の情報を集めてオリジナルガイドを作り、旅行先で役立てることもできます。もちろん、スマートフォンでも旅行ガイドアプリを利用できます。

また、「JCB海外おみやげサービス」には、人気のチョコレート、お酒、民芸品など、世界各地の商品が豊富で、インターネットから注文ができます。

その他にも、海外でレンタカーを利用したい人にも優待があり、出国前に申し込むことが可能です。

 

他の国際ブランドカードとの違い

JCB card

JCBは国内シェアがとにかく高いカードです。小さな商店や、地方のレストランなどVISAやMasterCardが使えなくても、JCBは使える店もあります。

特典やポイントシステムも考えると、日本国内で利用するには、最も優位なクレジットカードでしょう。

しかし、VISAやMasterCardに比べると、世界でのシェアは未だ低いのが現状です。

2011年のデータでは、JCBの世界シェアは3.8%程度しかありません。東アジアやハワイ・グアム、オセアニア諸国など、日本人がよく行く国では、VISAやMasterCardと同様に利用できますが、欧米では利用できない店も多いので、VISAもしくはMasterCardブランドのクレジットカードも1枚は持っておくといいでしょう。