学生がセブン銀行のクレジットカードを申し込む前に知ってほしいこと
セブンイレブンをよく利用する方は、セブン銀行のクレジットカードを作ろうか考えたことがあるかもしれません。
しかし安易に作るのではなく、なぜカードが必要か、どのカードが良いのかを考えるポイントをお伝えします。
セブン銀行の窓口で申し込むカードがおすすめじゃない理由
セブン銀行の口座を持っていて、窓口に行くとクレジットカードの契約を勧められることがある方もいるでしょう。
セブン銀行のクレジットカードはnanacoポイントを貯められ、セブンイレブンなどと提携していますが、他社のカードほど還元率が高くなく、そこまでお得なカードとはいえません。
あなたが何のためにカードを利用するかによって、セブン銀行に限らずさまざまなカードの中から自分に合ったカードを選択していく必要があるのです。
「すでに口座があるから」=「クレジットカードのお得さ」ではない
学生の方だと、手軽にコンビニで利用できるセブン銀行の口座を持っている方は多くいるでしょう。
クレジットカードを持ちたいと思って、いま口座を持っているセブン銀行で作ろうと思う方も多いかもしれません。
でもセブン銀行の口座を持っているからといって、クレジットカードの利用や引き落としの際にお得になる、というわけではないのです。
クレジットカードを作る際には、そのカードの特色を把握し、自分の目的に合ったカードを探していきましょう。
大手銀行だから安心!という理由で選んでもNGです
セブン銀行に限らず、多くの銀行がクレジットカードを発行しています。
一方、各カード会社が提携企業などを含めたポイント付与や料金割引、年会費無料などの入会特典といったサービスを充実させてきました。
そんな中で銀行のクレジットカードの魅力が薄れ、顧客側もよりお得なカードを求めているようです。
ではいったいどのカードが良いのか?
と思ってしまいますが、あなたがカードをどのように利用するか、また普段からどんな場所で買い物しているか、などを考慮してあなたに合ったカードを探す必要があるでしょう。
セブン銀行でも学生が作れるクレジットカード
では、セブン銀行が発行しているクレジットカードで、学生でも作れるカードにはどんなものがあるでしょうか?
学生の場合必要書類が追加になることも多いので申し込む前によく確認しておきましょう。
その特色も含めてここで確認しておきましょう。
それを踏まえて自分の目的に合っているか、そのカードでそんなメリットがあるのかを検討しておきましょう。
セブンカード・プラス
現在セブン銀行で新規入会を受け付けているのはこのセブンカード・プラスのみです。
クレジットカードと電子マネーがひとつになりました。
nanacoのチャージでもポイントが貯まったり、イトーヨーカドーでの買い物に割引があったりと特典もありますので詳しくご紹介します。
- 年会費 :500円(税込)、初年度無料、2年目以降は前年度のクレジット利用合計額が5万円以上の場合は無料。
- 申込資格:18歳以上で安定した収入がある方、18歳以上で学生の方(高校生は除く。)
※未成年または学生の方は親権者同意書が必要(既婚または30歳以上の学生は必要なし) - 入会特典:初年度年会費無料
- メリット:セブンイレブン、イトーヨーカドーでポイント還元あり。
nanacoオートチャージ機能つき。
ETCカードは年会費も発行手数料も無料でnanacoポイントが貯められる。
一部のイトーヨーカドーで駐車場利用割引あり。
以上のように、セブン銀行のクレジットカードの一番の特色はnanacoポイントが貯まるということです。
セブンイレブンやイトーヨーカドーをよく利用される方には魅力的だと思います。
ただ、還元率はあまり高くないので、セブンイレブンやイトーヨーカドー以外ではあまりお得感はないので、よくnanacoを利用する方、基本なんでもカード払いにする、という方以外にはあまりメリットはないかもしれません。
学生がセブン銀行以外のカードを選ぶ時のおすすめポイントと注意点
では学生の皆さんがクレジットカードを作る際にどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
まずはカードを作る目的を明らかにすることです。
それによってどのクレジットカードを選ぶべきか変わってきます。
安定収入のない学生専用のカードは利用限度額が低く設定されています。
もし高額な買い物が必要で、限度額以上の金額が必要になった際にはサポートデスクに問い合わせると一時的に限度額を上げてくれることがあるので相談してみましょう。
年会費無料 or 学生専用カードを選ぼう
クレジットカードを利用したい学生には学生専用カードがおすすめです。
発行手数料無料、年会費無料、期間限定で還元率UPなど、学生にはありがたいメリットがあります。
海外へ行く予定のある学生には海外旅行保険が充実したカードもあり、学生向けならではの特典がつけられています。
学生のうちにカードを作っておくと審査も通りやすく、卒業後に一般向けのカードに更新できるので、1枚は持っておくとよいでしょう。
よく利用する店舗はどこ?優待店舗から探してみよう
あなたは普段どんなお店を利用していますか?
カードによって優待制度のある店舗があるので、よく利用する店舗と提携しているカードを選ぶのもポイントの一つです。
たとえば三井住友VISAデビュープラスカードならamazonや楽天、東急ハンズなど、エポスカードならAEON CINEMAや富士急ハイランドなど、多くのカードが幅広いショップ、レジャー施設、飲食店と提携しています。
その中で自分にとってよりお得になるカードがどれなのか探してみましょう。
申込時はキャッシング枠は0、リボ払いは未設定にしておこう
多くの学生にとってはクレジットカードを作るのも利用するのも初めての経験で、慣れていないことと思います。
そんな方にはキャッシングやリボ払いは危険をはらんだサービスです。
キャッシングはATMなどで気軽にお金を借りられてしまうので、借金をしているという感覚が薄く、繰り返してしまいがちな上金利も高めです。
リボ払いとは高額な買い物をした際に分割払いにできるサービスで、月々の支払いを定額に抑えることができますが、残額に対して毎月利息がかかるので結果的に想定外の額を支払ってしまう可能性があります。
これらはもう少しクレジットカードに使い慣れてから利用を検討してみるとよいでしょう。
管理が不安?利用明細が見られても大丈夫なら親の家族カードから慣れよう
学生向けのクレジットカードのメリット等をこれまで述べてきましたが、中にはクレジットカードを持つことでうっかり使いすぎてしまいそう、もし翌月支払えなかったらどうしよう、と不安に思う方もいるかもしれません。
そういった方には親御さんが利用されているカードの家族カードを作るという選択肢もあります。
家族カードは親御さんがすでに持っているカードの利用枠を一部使わせてもらう形になります。
利用明細を親御さんに見られてよくて、親御さんも許可してくれるのであれば、クレジットカードの使い方に慣れるまでは家族カードを使わせてもらっても良いかと思います。