成果報酬の金額や料率だけでアフィリエイトメニューを選んではいけない
アフィリエイト初心者にありがちな話なんですが、早く売上を作ろうと気持ちだけが先走ってしまうと、ついつい成果報酬の金額や料率の高いものをピックアップしがちです。
正直な話、それだけではいつまでたっても売上に繋がりません。
そこで、今回はアフィリエイトプログラムを選ぶ際に気をつけなければいけないポイントを教えたいと思います。
売上の公式を定義する
まず、アフィリエイトによって発生する売上は、どのような要素によって構成されているのか分解しましょう。
そうすると、分解した要素を掛け合わせたものが売上だということに気づくと思います。
物販アフィリエイトの場合で例えると、下記のような式になります。
売上 = ユニークユーザー数 × 転換率 × 承認率 × 購入単価 × 報酬料率
承認率や報酬料率は定数(動かしようのない数字)である一方で、ユニークユーザー数、転換率、購入単価は変数(工夫によって動かせる数字)であるため、非常に重要な指標になります。
つまり、どんなに報酬金額や報酬料率が高いアフィリエイトプログラムだろうと、それら3つの指標に目を向けなければ数字がついてこないということです。
それでは、その3つの指標をどのように確認すればいいのでしょうか?
ユニークユーザー数はGooleキーワードプランナーで見極める
Googleキーワードプランナーを利用すれば、商材に関連するキーワードの検索ボリュームと、キーワードの競合性(Adwords)を確認することができます。
複数の商材を相対的に比較し、どのアフィリエイトプログラムならばユニークユーザーが多く集まりそうか見極めます。
転換率はGoogleトレンドでユーザーニーズを捉える
次にGoogleトレンドで、商材のトレンドを確認します。
全部が全部、そうだとは言い切れませんが、基本的にはトレンドが高い時期=購入に繋がりやすい時期という認識で問題ありません。
注意点としては、必ず2年以上のトレンドを確認することです。
例えば、下記は「防災」というキーワードのトレンドですが、2011年は3月が最も高いトレンドになっておりますが、他の年を見ると毎年8〜9月が最もトレンドの高い月だということが分かると思います。
これは東日本の震災というイレギュラーが発生したために起きているトレンドです。それを見逃すと、仕込み時期やアフィリエイトプログラムを見誤ることがありますので、気をつけましょう。
購入単価は店舗を調べて予測する
物販系のアフィリエイトプログラムだと、購入金額の○%などが多くあります。
楽天アフィリエイトは最たる例だと思いますが、その購入金額を予測する方法があります。
- 商品ラインナップを見て、ざっくり販売価格のボリュームゾーンを確認する。
- 送料無料ラインを確認する。
- 1と2の間の開きがどれくらいあるか確認する。
1と2の間に開きがあれば、単品買い、もしくは購入転換に繋がらない可能性があります。
一方で、1と2の間に開きがなければ、送料無料ラインとなる金額前後がそのお店の平均客単価となります。
そのような店舗のアフィリエイトプログラムであれば、単価の低い商品で客寄せしても、一定の客単価水準を保つことができますので、アフィリエイトの売上を立てやすくなります。
※全品送料無料や紹介した商品価格が既に送料無料ラインを超えている場合は、ほとんどの場合が単品買いになりますので、上記に当てはまりません。
店舗経営している気持ちでアフィリエイトに取り組もう
アフィリエイトはいわゆるEC店舗運営の集客外注ですから、実際に自分自身がEC店舗を経営しているつもりでアフィリエイトに取り組む意識をしましょう。
EC店舗の経営視点を持つことで、売れる商材、仕掛ける時期、ユーザーのニーズが肌感覚でわかってくるようになると思います。
そうなれば、自身の事業の幅が広がる機会も出てくると思いますよ。
アフィリエイトの大別やASPの違いなど、もっとアフィリエイト初心者向けの内容もあったほうがいいと思いましたので、次回以降、徐々にまとめていきたいと思います。