結局どれにすればいいの?国際ブランドの選び方について
全3回に分けて国際ブランドについて書いてきましたが、最後は国際ブランドの選び方についてまとめてみたいと思います。
誰しもが複数枚持てるわけではないので、できるだけ最初の1枚が最適なクレジットカードになることに越したことはありません。国際ブランド選びについても誤った認識で選ばないようにしたいところです。
前回、前々回の記事を読みたい方はこちら。
国際ブランドの選び方について
クレジットカードを申し込むときに、最初に選択するのが国際ブランドです。国際ブランドが限られているものであれば、もっと始めのクレジットカード選びから国際ブランドについて考えておく必要があるかもしれません。
クレジットカード選びで気にするのは、年会費、サービス内容を始めとし、どれほどお得で便利であるかという点だと思います。
国際ブランドである程度の傾向はありますので、まとめてみたいと思います。なお、今回は銀聯を除いた五大ブランドを対象にして説明しておりますので、予めご了承下さい。
年会費無料ならVISAかmastercardかJCBの3択
年会費は絶対に無料にしたいという場合は、VISAかmastercardかJCBの3択になります。なぜなら、American ExpressやDiners Clubは必ず年会費が発生するステータスカードのみに付帯されているからです。(セゾンパールやセゾンブルーは条件付き無料で利用可能)
サービスの特徴や充実度はクレジットカード会社によってマチマチ
正直なところ、クレジットカードのサービス内容は国際ブランドによって決まりません。日本の場合だとアクワイアラ業務も兼任するクレジットカード発行会社によってその加盟店やサービス設計、ポイントプログラムがマチマチだからです。ただし、VISA以外の国際ブランドは独自にサービスを提供していたりもします。
例えば、mastercardのプライスレスジャパン。樹木希林さんのCMでも見たことがある方も多いと思います。
JCBはプロパーカードの発行を行っている国際ブランドですので、提供サービスも豊富です。例えば、たびらばもその1つです。
他にもプロパーカードを発行している国際ブランドでは、American Expressの「アメリカン・エキスプレス・コネクト」や「アメリカン・エキスプレス・セレクト」、Diners Clubの「エグゼクティブ ダイニング」や「名門ゴルフ場の優待予約」などがあります。
サービス内容は基本的にクレジットカード会社ごとに比較・検討し、プラスアルファで国際ブランドのサービス内容にも目を通しておけば、よりお得な体験を得られるでしょう。
まずVISA1枚は持つべき!利用可能店舗・エリアについて
先述しておりますが、国際ブランドによってその加盟店数、カバーエリアは異なります。そのため、普段利用するシーンや場所によって、国際ブランドの選択の幅も変わります。
下記のように、国際ブランド選びも目的に沿って選ぶことが重要です。
- とりあえずどこでも使えるクレジットカードを持ちたい:VISA、mastercard
- 日本国内で日常のショッピングで使うぐらい:よく利用するお店で使える国際ブランド
- 海外によく渡航する:AmericanExpress、Diners ClubとVISAかmastercard
信用力 ≒ ステータス性
日本では全く定着しておりませんが、クレジットカードは個人の信用力の高さの証でもあります。そのため海外ではいくら現金を持っていても、クレジットカード提示を必須にしている公共機関やホテルが多数存在します。(クレジットカード提示が出来なければ、受け入れ拒否か現金デポジットの場合も)
その点では年会費の高いAmericanExpress、Diners Clubブランドは信用力の高さの象徴になりますので、高級ホテル等を利用される方にとっては必須アイテムなのかもしれません。
国際ブランドについてのまとめ
全3回に分けて国際ブランドに書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?かなりざっくり書きましたので、ほんのちょっとでも理解が進んでいれば幸いです。
最後に超絶ざっくりまとめてみたいと思います。
- クレジットカードと国際ブランドをごちゃまぜに考えない
- 国際ブランドはそれぞれ特徴がある
- とりあえずVISAを選んでおけば間違いない
初めてクレジットカードを持とうかどうか考えている友人や親族がいたら、どうぞ上の3点だけでも教えてもらえればと思います。