絶望的な金欠!学生が急に「お金を用意する方法」まとめ。まずは学生ローン?いや、クレジットカードのキャッシングが使えるんです!
「先輩に飲みに誘われた」 「参考書が想定より高かった」 「プラチナチケットが予約できたが、手持ちのお金がない」 「今月はアルバイトが少なくて、家賃が払えない」
理由はいろいろありますが、学生だからこそ、急にお金が必要になることはあるでしょう。
なにより、収入が少ない分、社会人よりも足らなくなってしまうことが多いと思います。
そんなときにすぐに思い浮かぶ対策は、「学生ローン」でお金を借りるという方法でしょうか?
でもじつは、そんなときにも、いま持っているクレジットカードが活用できるんです。詳しく解説しましょう。
お金が必要になった場合にはどうする?
「お金が必要になったけど、手元になくてすぐ用意できそうにないとき」の対処法は、社会人でもそれほど多くはありません。
学生であれば、次のような方法になるでしょう。
- アルバイトをして稼ぐ
- 親の仕送りの増額
- 学生ローンや消費者ローンの利用
- クレジットカードのキャッシング
もちろん、「いつ」「どんな」お金が「いくら」必要なのかで、利用する方法は違ってくると思います。それぞれ、「いつ」「どんな」「いくら」という観点で説明していきます。
アルバイトをはじめる・増やす
アルバイトを新しくはじめる、入る時間を増やす
というのは、ほぼ確実にまとまったお金を準備することができる方法です。
アルバイトの種類にもよりますが、基本的には誰にも後ろめたさを感じることなく、お金を手に入れることができます。
「いつ」お金を手に入れることができるのか
アルバイトの場合は、お金を手にするまでに最低1日、長ければ1ヶ月以上かかります。そのため、「今日中にお金が必要」といった急なお金を準備することには対応できません。
「どんな」用途に使えるお金か
飲み会や旅行、デートなど、稼いだお金の用途を誰かにとやかく言われることは、ほとんどありません。
「いくら」お金を用意できるか
アルバイトの時給やどれくらい働くかによりますが、必要な金額が分かればどれくらい働く必要があるかは計算できます。
時間と体力さえあれば、多少高額であっても、必要な金額を用意することができるでしょう。
親に仕送りを増やしてもらう
親に仕送りをしてもらっている人であれば、親に連絡してその金額を増やしてもらうという方法もとれます。
また、急な入り用であれば、親に相談してすぐに送ってもらうという方法も可能な場合があるでしょう。
ただし、必要な理由や用途などを説明して、親を説得しなければいけませんので、他の方法に比べてハードルが高めとも言えます。
「いつ」お金を手に入れることができるのか
親の都合や金額にもよると思いますが、早ければ当日中に振り込んでもらえるでしょう。
「どんな」用途に使えるお金か
参考書代や合宿代、学費、家賃や光熱費など、主に学生生活に関わるお金であれば問題ないと言えます。
ただし、本来はすでにもらっている仕送りでやりくりすべき用途ですので、「不足した経緯」を説明する必要がありますし、デート代や飲み会の費用などでは、親を説得することは難しいでしょう。
「いくら」お金を用意できるか
親の経済力や収入に依存しますので、必ず必要な金額を送ってもらえるかの保証はありません。
そのため、必要な金額の全額を仕送りでまかなうというのは、あまり現実的ではないでしょう。
学生ローン・消費者金融ローン
業者にお金を借りる、「学生ローン」や「消費者ローン」であれば、用途を事細かに説明する必要もなく、すぐに必要な金額を手にすることが可能です。
もちろん、借りることができる金額の上限はありますが、学生が必要とする金額という点で考えれば、不足することはあまりないのではないでしょうか。
ただし、審査がありますので、それに通過しなければ、借りることができません。
特に消費者金融のローンは、収入がゼロでは審査に通りません。
また、アルバイトをしていたとしても、勤続年数が半年未満や日雇いなどの短期バイトばかりでは、審査が厳しくなります。
学生ローンの審査は、学生という点を考慮してくれますが、親の収入などの情報と親の承諾が必要な場合がありますので、事前に相談しておかなければいけません。
また、借りたお金は返済する必要がありますので、きちんと考えて利用するようにしなければいけません。
「いつ」お金を手に入れることができるのか
ほとんどの金融機関が、即日融資に対応していますので、当日中にお金を入手できるでしょう。(もちろん、午後に申し込んだ場合などは翌日以降の入金になります)
「どんな」用途に使えるお金か
基本的には「事業資金以外」であれば問題ありません。(事業資金=給料の支払いや仕入れ資金などの、会社の運転資金)
つまり、旅行代やデート代、参考書代、家賃など、なんに使っても構いませんし、理由を聞かれることもありません。
「いくら」お金を用意できるか
消費者金融の広告などでは、最高限度額800万円などと記載されていますが、収入によって利用限度額は変わってきますので、そこまで高額を借りることはできません。
学生のアルバイト程度であれば、10万円から50万円程度になるでしょう。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードを持っていれば、そのクレジットカードのキャッシングを利用して現金を手に入れることが可能です。
方法は簡単で、ATMにクレジットカードを挿入して「借入」の手続きを行うだけです。
もちろん、すでに持っているクレジットカードを利用するだけですので、改めて審査されることはありません。
ただし、クレジットカードによってはキャッシング枠が0円に設定されている場合がありますので、その場合はキャッシング枠の増額を依頼して審査を受けなければいけません。(今までのクレジットカードの利用歴も考慮されますので、審査に通る可能性は高いと思われますが、必ず通るわけではありません)
また、ローンと同じく、クレジットカードのキャッシングも、返済しなければいけないお金ですので、計画的な利用が必須です。
「いつ」お金を手に入れることができるのか
ATMにカードを挿入して操作すれば、すぐに現金を借りられます。銀行でお金を引き出すのとほぼ同じ感覚で現金を手に入れますので、「その場ですぐ」といったイメージでしょう。
「どんな」用途に使えるお金か
学生ローンなどと同じく、「事業資金以外」であれば、なんにでも使えるお金を借りることができますし、理由を説明する必要もありません。
「いくら」お金を用意できるか
学生が持つクレジットカードのキャッシング枠は、0円から10万円程度のものが多いようです。そのため、それほど高額は期待できません。
また、キャッシング枠はショッピング枠に含まれています。そのため、借りた金額だけショッピング枠を使ってしまいますので、公共料金や携帯代などをクレジットカード払いにしている場合は注意が必要です。
お金を用意する方法一覧
ここまでに紹介した「お金を用意する方法」を表にまとめてみましょう。
|
アルバイト |
仕送り |
ローン |
キャッシング |
入金時期 |
1日後から1ヶ月以上 |
即日から1ヶ月 |
即日 |
即日 |
使途 |
なんでも |
学生生活に関する使途 |
事業使途 |
事業使途 |
最高額 |
時間と時給による |
親の収入と使途による |
10万円から50万円 |
10万円程度 |
留意点 |
当日中にまとまったお金は準備できない |
親を説得する必要がある |
審査に通る必要がある (安定した収入が必要) |
返済する必要がある |
急にまとまったお金が必要になった場合は、ローンやキャッシングが確実だということが分かります。
しかし、この2つはともに「お金を借りる」ことになりますので、必ず返済しなければいけません。
つまり、その後数ヶ月から数年の間、毎月返済が発生することになります。
そのため、返済期間中の生活を含めて「返済計画」をしっかりと考えてから利用する必要があります。
学生ローン・消費者金融ローンとクレジットカードキャッシングの違い
前述で説明した通り、急にまとまったお金が必要になった場合は、学生ローンや消費者金融ローン、もしくはクレジットカードのキャッシングが確実です。
では、このどちらを利用した方が良いのかを考えなければいけません。もちろん、金額などによってどちらが良いかは変わってきますので、この2つの違いを理解しておきしましょう。
利用可能額と金利
お金を借りるに当たって、もっとも気にする点が「利用可能額(限度額)」と「金利(実質年利率)」です。これらは、それぞれ「必要なお金を準備できるか」と「どれくらいの返済額になるのか」に関わる重要なポイントです。
利用可能額はすでに前述していますが、改めて金利とともに紹介します。(もちろん、金融機関やカード会社によって違いますが、それほど大きな違いはありません)
なお、消費者金ローンの利用限度額は、アルバイトの年収によって変わってきます。年収の3分の1が上限となりますので、消費者金融を使おうと考えているのであれば、自分の年収から計算しておきましょう。
- ローン …… 利用可能額:10万円から50万円程度、金利:18%から20%
- クレジットカードのキャッシング …… 利用可能額:0円から10万円程度、金利:20%
金利はあまり変わりありませんが、利用可能額についてはローンの方が明らかに高くなっています。
しかし、ローンを利用すべきかどうかは、高額なお金が必要で、かつ、きちんと返済できるかどうかがポイントです。
もし必要でかつきちんと返せるのであれば、選択しても構わないでしょう。
審査について
前述の通り、クレジットカードのキャッシングの場合は、すでに審査は通っていますので、改めて審査を受ける必要はありません。(キャッシング枠0円の場合は、増額の審査があります)
しかし、学生ローンや消費者金融ローンの場合は、改めて申し込みしますので、必ず審査があります。そして、(これも前述していますが)安定した収入がなければ、審査に通ることは難しいと考えた方が良いでしょう。
なお、収入は「自分で稼いでいるお金」が対象ですので、親からの仕送りなどは該当しません。そのため、アルバイトをしていなければ審査に通るのは厳しいです。
キャンペーン
じつは、消費者金融ローンでは、「無利息期間」サービスを行っている会社がいくつかあります。
ほとんどの場合、初めて利用するときだけのキャンペーンですが、契約してから一定の期間は利息がつかない(金利0%)というものです。(金融機関によっては、最初の借入からという場合もあります)
期間は30日や150日、1週間などいくつかの種類がありますが、この期間の間に借りて返せば利息が不要になりますので、借りた金額を返すだけで良いことになるわけです。
しかし、これもきちんと「返済計画」があればこその話ですので、計画的な利用が必要ということになりますね。
まとめ
学生がお金を必要としたときの対処法は、「働いて稼ぐ」か「親に頼る」か「誰かに借りる」しかありません。
そして、急な出費の場合、「働いて稼ぐ」のでは間に合いません。借りる用途や金額によっては、「親に頼る」のは厳しいでしょう。
そうなると、「誰かに借りる」というのが確実な方法になります。そして、その方法にはローンとクレジットカードのキャッシングの2択があります。
しかし、借りる場合は返さなければいけませんので、必要な金額と返済する方法をきちんと考え、どうするべきかを決めることになります。
すでに持っているクレジットカードのキャッシングを利用すれば、ATMに行くだけですぐに借りることができますので、まずはこちらを検討してみるべきでしょう。
でも、必要な金額をクレジットカードのキャッシングで準備できなければ、学生ローンや消費者金融ローンを利用することも考えなければいけません。
しかし、ローンを利用するためには審査に通過しなければいけませんし、借りる金額が多くなればそれだけ利息の負担も大きくなります。
「確実に返済できる計画を立てられる金額だけ借りる」ということを念頭におけば、すでに利用しているクレジットカードのキャッシングの方が安全です。もちろん、必要な金額を満たせなければいけませんが、返せなければ事態は悪くなるばかりですので、慎重に考えなければいけません。
「必要なお金に足りないから」という理由だけで安易にローンを選ぶのではなく、返済計画も含めて「いくら借りられるのか」を考えてから選ぶようにすることをおすすめします。